理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2013年11月の厚生労働委員会で、財政について議論していました。
その分のあおりを社会保障の方が受けて浸食される
柚木議員は、まず政府支出(予算)について議論しました。
税収の上振れという話があったんですが、これはけさの朝日新聞にも、「税収増 問われる使途」「予算編成 借金減へ回せるか」、国債発行、来年度は減額、税収50兆円規模へというような、そういう報道が出ているわけですね。
私は、大臣、この間ちょうど公債発行残高のやりとりをしましたよね。…確かに、平成11年以降ぐらいは社会保障の方が(公債発行残高の)ウエートが上がってきている。それまで、前は公共事業なんですけれども。
私が申し上げたかったのは、公債の発行残高のそれぞれのウエート、もちろん大臣が言われたのはありますよ、ただ、当然これは自然増、世界で一番長生きができる国である日本が、その結果として自然増でふえてきている分もあるわけですから、だから、そこが膨らんでいることが必ずしも悪ということではなくて、適正化は必要だけれども、むしろ今後、我々政権下でまさに公共事業の発行残高、これはマイナスに少しずつやってきた中で、そこがまた拡大してくると、その分のあおりを社会保障の方が受けて侵食されるということであってはいけないという問題意識で実は私は申し上げたんです。
第185回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号 平成25年11月22日
柚木議員は、国債を増発することが難しいため、社会保障の予算を削減しない限り、公共事業の予算を増やすことはできない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
借金の返済に回すというならまだ分かりますよ
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
それはもうさすがに、税収が上振れしたときに、先ほどの御答弁で、プライマリーバランス、借金の返済に回すというならまだわかりますよ。
第185回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号 平成25年11月22日
柚木議員は、政府がプライマリー・バランスの範囲で支出するのであれば納得できる、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。柚木議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
消費税を引き上げるんでしょう。お約束いただけないんですか。
2017年9月の厚生労働委員会で、消費税について議論しました。
そんな中で、私、消費税の使い道、いろいろなところに充実させるのはいいけれども、その結果、本体である社会保障、福祉の分野が削減されては国民の皆さんの理解を得られないと思います。診療報酬、介護報酬、少なくともマイナス改定はないということを、ぜひここで約束いただけませんか。
…ぜひ、いろいろな議論を踏まえて検討するというのはそのとおりでしょうけれども、マイナス改定はないと約束いただけないんですか。消費税を引き上げるんでしょう。約束いただけないんですか。
第193回国会 衆議院 厚生労働委員会 第30号 平成29年9月20日
柚木議員は、政府が診療報酬と介護報酬をマイナス改定しないよう、この場で消費税の増税を約束して欲しい、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率50.3%で当選しました。
(有効投票数177,197票 投票率46.39%)
当選者と次点 | 得票率 |
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柚木 道義 | 50.3% (89,149票) |
橋本 岳(落選) | 42.6% (75,400票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ