理由:「財政出動」に反対するため
2016年11月の総務委員会で、財政について議論していました。
Bに下がるのではないか
武正議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
国債の格付、これが今、大体Aということで、場合によっては、フィッチ・レーティングスなどは、高い信用力、デフォルトリスクが低いと予想していることを示すということのAを、さらに弱含みということで、Bに下がるのではないのかという懸念がございます。
第192回国会 衆議院 総務委員会 第5号 平成28年11月1日
武正議員は、国債の格付けが下がるかもしれない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行することに何の支障もありませんでした。
プライマリーバランス…約3兆円の悪化
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
特に、財政規律を憲法にという視点からは、2020年、プライマリーバランス、昨年の夏に比べ約3兆円悪化をした。その内訳を見ると、国が13.2兆円のマイナス、地方がプラス4.9兆円ということを鑑みますと、国と地方の財政をあわせて財政規律を図る必要があるということから、道州制移行などの仕組みなどの見直しで打開を図ることも肝要かと思います。
第193回国会 衆議院 憲法審査会 第5号 平成29年5月18日
武正議員は、プライマリーバランスを改善させるためにも、道州制に移行すべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。武正議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率38.1%の次点で落選しました。
(有効投票数253,990票 投票率55.48%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
村井 英樹※ | 47.6% (120,856票) |
武正 公一 (落選) | 38.1% (96,690票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ