理由:「消費税の減税」に賛成するため(㊟:財政拡大には反対)
2022年11月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
財政破綻の心配であります
福田議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
平成元年に消費税をつくり、法人三税、所得税、住民税、金融所得課税を大幅に引き下げてから、ワニの口(=財政赤字のこと)がどんどん大きくなってきました。
ですから、そういうことを考えると、30年かけて財政健全化計画を作ってやっていかないと元には戻らないと思っておりますが、ただし、これから私が指摘するような税制改革をやれば、実現できれば、10年で財政再建ができる可能性はあります。そして、財政破綻の心配であります。
第210回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和4年11月2日
福田議員は、財政が破綻するかもしれない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、財政破綻の可能性はほとんどありませんでした。
財政破綻を心配
再度、財政破綻について議論しました。
…今、財政破綻の心配が出てきておりますのは、資源高と円安で、今年の上半期の4月から9月の貿易収支の赤字が、何と11兆75億円の大幅な赤字となりました。もし下半期も同じような赤字となれば、所得収支の黒字を上回り、経常収支が赤字となる可能性が出てまいりました。
そうなったら私は大変だと思っております。経常収支が赤字になれば、国債がちゃんと発行できるかどうか分からなくなったり、あるいは暴落したりするおそれも出てくると思っています。したがって、財政破綻を心配して、やはり、円安政策も改めたり、アベノミクスをしっかり改めていく必要があると思っています。
第210回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和4年11月2日
福田議員は、経常収支が赤字になっているため、財政が破綻するかもしれない、と主張しました。

上のグラフは、日銀が発行したお金の総額を示したものです。2021年4月時点で、600兆円以上のお金を発行していました。日本は自国通貨の円を発行できるため、国債を無制限に買い取る能力があります。その能力は、経常収支が赤字になっても削がれることはありません。
消費税は天下の悪税
さらに、消費税について議論しました。
…かつて、政府税調の会長を長い間務めておりました加藤寛先生、故加藤寛先生は、消費税は3%以上上げては駄目だという遺言を残されたそうであります。
私も、消費税は天下の悪税、封建時代、ギロチン時代の人頭税と同じだと思っています。所得にかかわらず、赤ちゃんから寝たきりのお年寄りまで10%と8%、強制的に徴収するものですから、こんなひどい税金はありません。
第210回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和4年11月2日
福田議員は、消費税は最悪の税制である、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「消費税の減税」に賛成する意見を優先して「投票候補」の議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率56.8%で当選しました。
(有効投票数120,332票 投票率49.56%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
福田 昭夫 | 56.8% (68,377票) |
五十嵐 清※ (自民、比例当選) | 43.2% (51,955票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ