理由:「財政出動」に反対するため
2023年11月の総務委員会で、財政について議論していました。
突出しています
吉田議員は、まず債務対GDP比について議論しました。
国と地方の債務残高は、財務省の2023年の予算ベースでの資料によりますと、国が1097兆円、地方が183兆円と合わせて約1280兆円で、全体では年々増加傾向にあります。
このうち地方分については減少傾向にあり、こちらについては評価できるものの、それでも183兆円もあります。日本の政府債務総額の大きさ対GDP比は先進国でも突出しています。
第212回国会 衆議院 総務委員会 第4号 令和5年11月24日
吉田議員は、債務対GDP比が突出している、と主張しました。

上のグラフは、債務対GDP比の推移を示したものです。日本は先進国と比べても突出しています。

上のグラフは、分母である名目GDPの推移を示したものです。日本の債務対GDP比が先進国と比べて突出している理由は、分子の政府債務が増えているからではなく、分母の名目GDPが全く成長していない所にあります。
税金で返していくしかなくなります
次に、国債について議論していました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
この債務残高は、長期にわたって国民の税金で返していくしかなくなります。次世代への負担を極力減らしていくことが必要です。そこで、鈴木総務大臣にお伺いします。地方の財政状況の現状の認識と、地方財政の健全化に向けどのように取り組む方針か、見解をお伺いします。
第212回国会 衆議院 総務委員会 第4号 令和5年11月24日
吉田議員は、政府債務を税金で完済しなければならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
債務残高はイコール借金です
さらに、政府の債務残高について議論していました。
ありがとうございます。翌年度のことも重要ですが、債務残高はイコール借金です。今後の我が国の社会構造を考えた場合、将来を担う若者への負担が余りにも大きくなるのではないでしょうか。債務である限り、元本だけでなく、年々の利払いも発生します。
少子高齢化が加速する中で、社会保障費の負担も大きくなっています。将来に対して悲観一辺倒にならないように道筋を示すことが我々の責任ではないかと考えます。引き続き、財政の健全化に向けた対応をよろしくお願いいたします。
第212回国会 衆議院 総務委員会 第4号 令和5年11月24日
吉田議員は、政府債務は借金と同じだ、と主張しました。

上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。世界で債務を完済している政府は1つもなく、日本以上に政府債務を増やし続けています。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率10.1%の3位で比例当選しました。
(有効投票数198,745票 投票率55.93%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
仁木 博文※ (無所属) | 50.1% (99,474票) |
後藤田 正純 (当選後、辞職) | 38.9% (77,398票) |
吉田 知代※ (比例当選) | 10.1% (20,065票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ