理由:「財政出動」に反対するため
2023年2月の予算委員会で、財政について議論していました。
多額の財源を必要とします
阿部議員は、まず財源について議論しました。
次に、財源確保と持続可能な財政運営ということでお伺いをしてまいります。防衛力強化も異次元の少子化対策も、多年度にわたり多額の財源を必要とするものです。
我が国は、社会保障費が毎年大きな伸びを続ける中で、GX、DXなど将来に向けた投資も積極的に行っていく必要があります。このような行政需要に対応していくに当たって多額の財源を必要としますが、今がまさにそのタイミングですね。であればこそ、持続可能な財政運営という視点がますます重要になってくるかと思いますが、総理の御見解をお伺いいたします。
第211回国会 衆議院 予算委員会 第4号 令和5年2月1日
阿部議員は、防衛費や社会保障費の財源について、財政の持続可能性の観点から議論を始めました。
こうしたようでは、財政の持続可能性というのは担保できない
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
総理は今、持続可能な財政運営は重要であって、しっかりそのパッケージを考えているので、信認を失わないようにやっているといった御回答をされましたけれども、そもそも、防衛力強化ですとか異次元の少子化対策などの大きな政策課題に対応するごとに、個別に国民に負担を要求する、また、国債を発行していく、重ねていく、こうしたようでは、財政の持続可能性というのは担保できないと思います。
第211回国会 衆議院 予算委員会 第4号 令和5年2月1日
阿部議員は、財源を国債に頼っているようでは、財政の持続可能性は危ぶまれる、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
約30.8兆円が歳出削減の対象
最後に、政府支出について議論しました。
ありがとうございました。1つ、社会保障に関するお話をさせていただきたいんですけれども、令和5年度の予算の例を取ってみると、日本の全体の国家予算が114兆円、そのうちの72.7兆円が一般歳出であり、さらに、一般歳出のうち、社会保障関係費36.9兆円を除いた約30.8兆円が歳出削減の対象ということになります。
よくある、財務省が出している円グラフがありますけれども。この30兆円から1兆円を捻出していく、例えば防衛費の財源の話ですけれども、これはなかなか、それなりに骨が折れると思うんですね。
…そこで、先ほど繰り返し申し上げておりますけれども、我々は、税と社会保障と規制という3つの改革をセットで行うことが必要だと申し上げております。これから、持続可能な財政運営を続けながら、多額の財源を要する防衛力強化、異次元の少子化対策といった大テーマに取り組んでいくには、一部だけ、一部だけ、一部だけとやるのではなくて、単体のパーツでいじるのではなくて、全体でしっかり抜本的に改革していくべきだと思うんですけれども、これはちょっとまた平行線かもしれないんですけれども、もう一度総理の御見解をお伺いいたします。
第211回国会 衆議院 予算委員会 第4号 令和5年2月1日
阿部議員は、社会保障以外の政府支出を満遍なく削減していくべきだ、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。阿部議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票」する議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率31.7%の次点で比例当選しました。次回の選挙では、東京12区に自由民主党の高木啓議員が出馬する予定です。
(有効投票数253,291票 投票率57.45%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
岡本 三成※ (公明) | 39.9% (101,020票) |
阿部 司 (比例当選) | 31.7% (80,323票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ