理由:「外国人労働者受け入れ」に賛成するため
2024衆院選で自民党の公認を受けられず、無所属として出馬します。2015年1月の予算委員会で、財政について議論していました。
財政再建に大変に配慮した
平沢議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
次に、麻生大臣にお願いしたいと思いますけれども、例の財政再建の問題ですね。
今度の補正予算では、新規国債発行を補正で一部減額するという形で、財政再建に大変に配慮した、苦労した跡がうかがえる…
第189回国会 衆議院 予算委員会 第3号 平成27年1月30日
平沢議員は、国債の発行額を減らすことは国の財政に資する、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
ぜひプライマリーバランスの赤字削減、黒字化を目指して
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
…財政再建とそれから景気の浮揚、これを両立させるというのは大変なことだろうと思いますけれども、今後の財政再建の見通しについてお聞かせいただけませんか。
…ぜひプライマリーバランスの赤字削減、黒字化を目指して、よろしくお願いしたいと思います。
第189回国会 衆議院 予算委員会 第3号 平成27年1月30日
平沢議員は、プライマリー・バランスの達成に向けて、政府支出を抑えて欲しい、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。平沢議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
一日も早く成立させる必要がある
2018年11月の本会議で、外国人労働者について議論しました。
出入国管理…を改正する法律案について、賛成の立場から討論いたします。(拍手)
…現下の人手不足の状況は極めて深刻であり、私の地元の中小企業などでも人手不足の窮状を訴える声には極めて切実なものがあり、このことはここにおられる皆さん方全てに共通の認識ではないかと思います。
本法律案は、まさにこうした現下の人手不足に対応するための重要な法案であり、一日も早く成立させる必要があると考えています。
第197回国会 衆議院 本会議 第9号 平成30年11月27日
平沢議員は、人手が不足しているため、外国人労働者を一刻も早く受け入れるべきだ、と主張しました。

※所定内給与:所得税等を控除する前の額
上のグラフは、外国人労働者と労働者全体の平均賃金(残業代込み、賞与なし)を比較したものです。外国人労働者の賃金は、日本人労働者より約3割低い水準でした。

上のグラフは、日本と外国の平均年収を比較したものです。世界最低水準の賃金伸び率である日本が、低賃金の外国人労働者を受け入れることで、賃金競争に拍車をかけることになりました。
相当限られた人数になる
次に、外国人労働者の受け入れ人数について議論しました。
今回の受入れ制度は、現行の専門的、技術的分野における外国人の受入れ制度を拡充するものであり、真に人手不足の分野に限り、期限を付して、一定の専門性や技能を有し、即戦力となる外国人に限って受入れを行おうとするものであります。いわゆる移民政策でもなければ、単純労働者を受け入れるものでもありません。
政府の示した現時点での特定技能1号による5年間の受入れ見込みの数は、最大で34万人程度であり、我が国の現在の総人口のおおむね0.2から0.3%に相当するものでございます。
さらに、特定技能2号につきましては、熟練した技能を要し、難易度の高い試験による選定を経ることから、受入れのハードルはかなり高く、相当限られた人数になるものと考えています。
第197回国会 衆議院 本会議 第9号 平成30年11月27日
平沢議員は、特定技能という在留資格に限っていえば、大した人数にならない、と主張しました。

上のグラフは、外国人労働者の推移を示したものです。2,017年~19年までの間、毎年約20万人ずつ増加しました。そのペースが今後続いた場合、7年後には300万人を突破します。
日本人の雇用…に影響を与えない
次に、技能実習制度について議論しました。技能実習生とは、技能を学ぶために来日する外国人労働者をいいます。
しかも、今回の受入れ制度では、旧技能実習制度についての指摘を踏まえ、在留管理を強化するなど、適切に対応できる仕組みを考えているわけで、技能実習生にとってもメリットの大きい制度と言えるわけでございます。…
ともかく、技能実習生の労働環境などに一部問題があることは事実ですが、ほとんどの技能実習生は真摯に実習に取り組み、制度が適切に運用されているのが実態であります。このことは、ベトナムやインドネシアなど、多くの国から技能実習制度が高く評価されていることからもうかがえるところであります。一部の野党による、改正案審議の前提が崩れたなどとの指摘は、全く見当違いと言わざるを得ません。
現下の深刻な人手不足への対策は待ったなしの状況にあり、法務委員会では、制度の必要性、受入れ業種とその見込み数、特定技能の要件、技能実習制度との関係などについて、参考人質疑も行いつつ、必要な審議を行ってきました。新たな制度に対する懸念についても質疑がなされ、今回の受入れによって日本人の雇用や治安に影響を与えないという点についても丁寧な説明が行われたところであります。
第197回国会 衆議院 本会議 第9号 平成30年11月27日
平沢議員は、外国人労働者を受け入れても、日本人の雇用を奪うことにはならない、と主張しました。

上のグラフは、労働者全体と技能実習生を含む在留資格別の賃金を比較したものです。技能実習生の賃金は、所得税控除前で17万にも満たない水準でした。企業の目から見ると、安価な労働力として映ることは間違いありません。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率50.1%で当選しました。
(有効投票数238,056票 投票率53.06%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
平沢 勝栄 | 50.1% (119,384票) |
猪口 幸子 (落選) | 22.0% (52,260票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ