理由:「財政出動」に反対するため
2022年2月の総務委員会で、財政について議論していました。
1200兆円ともなる財政危機
湯原議員は、まず政府債務について議論しました。
やはり、皆さん懸念しているのは、地方財政が毎年毎年不安がられるような状況を改善しなきゃいけないということでありまして、私自身は、国の財政危機、国、地方合わせて1200兆円ともなる財政危機が、最終的に地方財政においてもしわ寄せが来ているんじゃないか。
大本の国が財政危機であるがゆえに、法定率もなかなか変えられない、あるいは、臨財債制度、借入金制度がこういう状況になってきているということを思っておりまして、やはり、地方財政を安定的なものにするためには、大本の国の財政をちゃんとしなければならないというふうに思っております。
第208回国会 衆議院 総務委員会 第5号 令和4年2月15日
湯原議員は、1200兆円という政府債務は危機的な状況である、と主張しました。
上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。海外の政府は、債務を日本以上に拡大させています。
国も借金を抱えておりますので厳しい
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
私が問題にしたいのは、先ほど申し上げたように、鉄道会社もお金がない、赤字路線にはなかなか。自治体もとてもお金がないし、先ほど湯崎さん、知事が話をされたように、何かいかんようになって、自治体が面倒を見てくれと言われても、とてもそれは負担に負えないでしょうという。国も、借金を抱えておりますので厳しい。
第208回国会 衆議院 総務委員会 第11号 令和4年4月12日
湯原議員は、国が国債を発行することは財政的に難しいので、赤字路線の廃線もやむを得ない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば、廃線を回避できる話でした。
予算配分を変えていくべきではないか
最後に、インフラ関連予算について議論しました。
その上で申し上げると、車社会、道路を延ばす、そういう国づくりをしてきたんですけれども、人口減少、少子化になっていく、免許返納もある、環境のことを考える。
公共交通機関のことを考えたときには、こうした予算の配分、6兆円と4000億円ではなく、このバランスをシフトを変えて、先ほどの、老朽化した鉄道施設があるわけであります、やはりもう少し鉄道を維持する方に、メンテナンスする方に予算配分を変えていくべきではないか。このことをお伺いしたいと思います。
第208回国会 衆議院 総務委員会 第11号 令和4年4月12日
湯原議員は、インフラの新規投資予算を削り、その削った予算を維持予算に振り向けるべきだ、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。湯原議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率46.0%の2位で比例当選しました。
(有効投票数138,952票 投票率60.20%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
赤澤 亮正※ (自民) | 54.0% (75,005票) |
湯原 俊二 (比例当選) | 46.0% (63,947票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ