理由:「規制緩和」を推進するため
2018年6月の厚生労働委員会で、水道法について議論していました。
水道の分野でも…早目早目に手を打っておけばよかったなというのが、実は私の実感であります
赤澤議員は、まず水道のコンセッション方式について議論しました。水道のコンセッション方式とは、自治体が水道施設の所有権を引き続き保有したまま、管理運営権を民間企業に譲渡する方式をいいます。
…水道事業者に認可が残る形であれば、コンセッション方式を活用してみようかという市町村が出てくる、市町村としては、それであればやってみたいということがあるということだったと思います。
そういう意味では、空港分野でもかなりコンセッション方式が取り入れられてきて、水道の分野でもそのあたりのことを、ちょっと遅過ぎたというか、もっと早目早目に手を打っておけばよかったなというのが、実は私の実感であります。
ただ、今からでもしっかり、この方式で水道の維持管理ということができればいいなと思っておるので、制度の運用についてもしっかりやっていっていただきたいというふうに思っております。
第196回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号 平成30年6月29日
赤澤議員は、水道を民間にもっと早く移行させるべきだった、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。超低金利の国債を発行して予算を確保すれば、民営化を回避できる話でした。
法目的の実現をお願いしたい
2019年1月の法務委員会で、外国人労働者について議論しました。
さきの第197回国会で、昨年の12月8日に改正入管法が成立をいたしました。
…同改正法は、特定技能という新たな在留資格を創設をして、御案内の14業種、深刻な人手不足に悩む14業種、その人手不足、労働力不足を早急に緩和するためのとても重要な立法ということでありますので、関係省庁も、特に総合調整を行います法務省始め関係省庁は、今後しっかりとした法の施行による法目的の実現をお願いしたいと思います。
第197回国会 衆議院 法務委員会 第10号 平成31年1月23日
赤澤議員は、人手が不足しているため、外国人労働者をさらに受け入れて欲しい、と主張しました。

上のグラフは、外国人労働者の推移を示したものです。2017年~19年までの間、毎年約20万人ずつ増加しました。そのペースが今後続いた場合、7年後には300万人を突破します。
お金、それに愛情も注いで育て上げた外国人材の方々
次に、外国人労働者の転職について議論しました。
初めて日本にやってくる外国人材の皆様が、我が国の首都東京を始めとする大都市圏を目指して過度に集中することももちろん懸念されます。
そういう意味では、この制度について地方がいろいろな意味で取組に出おくれないように、後でも議論しますけれども、周知徹底を図る、相談に乗る、いろいろなことを親身にやっていただきたいと思います。
…いろいろなルールに従い、とにかく業務の内容は、地域で大きく変わらないと思われることから、地方の中小・小規模事業者の皆様が、例えば、技能実習実施機関として受け入れた技能実習生が特定1号に移行する際に、より給料の高い大都市圏に転職してしまわないかと、私の地元では現に懸念をされています。
…繰り返すようですけれども、建設分野で技能実習2号修了までの3年間、手間暇とお金、それに愛情も注いで育て上げた外国人材の方々が、ようやく1人前になったと思ったら大都市圏に転職してしまうということはどうも納得できない、日本の若者が就学や就労を機会に出ていってしまうのと似たような感覚で納得できないという思いを述べる方がおられます。
第197回国会 衆議院 法務委員会 第10号 平成31年1月23日
赤澤議員は、雇用主が技能実習生に十分な給料を支払ってきたにも関わらず、より好条件の職場に転職されるのは理不尽である、と主張しました。

上のグラフは、労働者全体と技能実習生を含む在留資格別の賃金を比較したものです。赤澤議員が「お金を注ぐ」と言い表した技能実習生の賃金は、所得税控除前で17万にも満たない水準でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率54.0%で当選しました。
(有効投票数138,952票 投票率60.20%)
当選者と次点 | 得票率 |
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赤澤 亮正 | 54.0% (75,005票) |
湯原 俊二※ (立民、比例当選) | 46.0% (63,947票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ