理由:「規制緩和」に賛成するため
2019年11月の内閣委員会で、財政について議論していました。
国民の多くは納得をせざるを得ない
中島議員は、まず消費税と国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
先月、10月から消費税率が10%に引き上げられました。
社会保障制度の維持、借金の返済、幼児教育、保育の無償化等々、国民の多くは納得をせざるを得ない状況なわけですが…
第200回国会 衆議院 内閣委員会 第4号 令和元年11月6日
中島議員は、国民の多くが国債の返済を消費税で賄うことに納得している、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行すれば、消費税を上げる必要はありません。
全く私は納得できないですね
次に、公務員の給与について議論しました。
政府は8月の人事院勧告を受け入れて、国家公務員の一般職の月給を平均387円、ボーナスを0.05カ月分ふやすことといたしました。これに応じて特別職給与も改定することとなりますが、公務員給与の増額は6年連続となります。
対象は、国家公務員、それに準じて改定される地方公務員も含めると330万人を上回るということ、影響をしてくる。引上げによって2019年度は、国家公務員で約330億円、地方公務員で約680億円、合わせて1000億円を超える費用がふえるということとなります。
…先ほども大臣はおっしゃいましたが、具体的に国のどういった財政事情、経済社会情勢、数字として根拠として考慮した結果なんでしょうか。…全く私は納得できないですね。
第200回国会 衆議院 内閣委員会 第4号 令和元年11月6日
中島議員は、公務員の月給が387円上がるのは納得できない、と主張しました。

上のグラフは、日本の名目賃金指数とOECDが発表している各国の平均年収を示したものです。中島議員のこうした取り組みによって、日本の平均年収は、世界最低水準の伸び率になりました。
私は到底思えないです
さらに、実質賃金について議論しました。実質賃金とは、給料(名目賃金)から物価の影響を除いた、豊かさを測る経済指標です。
実質賃金も7カ月連続減少、そして先ほども言ったように、先月、10月から消費税が増税しているわけです。今、経済の好循環を生み出すというお話がございました。そういった、一般の国民に理解されるとは、私は到底思えないです。
第200回国会 衆議院 内閣委員会 第4号 令和元年11月6日
中島議員は、実質賃金が伸びていない経済環境の中で、公務員の給料を上げるべきではない、と主張しました。

上のグラフは、実質賃金の推移を示したものです。実質賃金は97年から大きく下落し、中島議員のこうした議論も手伝って、国民全体が貧しくなりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率45.9%で当選しました。
(有効投票数233,377票 投票率56.69%)
当選者と次点 | 得票率 |
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中島 克仁 | 45.9% (107,050票) |
中谷 真一※ (自民、比例当選) | 42.5% (99,129票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ