理由:「財政出動」に反対するため
前回選挙の九州ブロックで、公明党は比例3議席を確保し、吉田議員は名簿順位2位で当選しました。
所得や雇用環境が大きく改善しています
2016年1月の本会議で、賃金について議論しました。
…安倍政権は、長きにわたって経済の停滞を引き起こしてきたデフレと戦い、経済再生、日本再建に向けて、これまでの形にとらわれない政策を実行してきました。
その結果、賃上げ率は2年連続で前年を上回り、有効求人倍率も23年ぶりに高水準となるなど、所得や雇用環境が大きく改善しています。
第190回国会 衆議院 本会議 第4号 平成28年1月14日
吉田議員は、雇用だけではなく、所得も大きく改善した、と主張しました。

上のグラフは、日本の名目賃金指数とOECDが発表している各国の平均年収を示したものです。日本の平均年収は、世界最低水準の伸び率でした。
TPPについては…日本経済にとって大きなメリットがある
次に、TPPについて議論しました。TPPとは、太平洋に面する12ヵ国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、マレーシア等)との貿易協定です。
(補正予算案に賛成する理由の)第二に、経済の活性化、本格的な地方創生の展開につながる予算となっている点です。
TPPについては、世界のGDPの約4割を占める経済圏の誕生となり、日本経済にとって大きなメリットがあることは間違いありません。これを最大限に活用し、強い経済を実現するためにも、攻めと守りの国内対策が急務です。
第190回国会 衆議院 本会議 第4号 平成28年1月14日
吉田議員は、TPPに加盟すれば、GDPが間違いなく拡大する、と主張しました。

上のグラフは、TPPに加盟しなかった場合と、加盟した場合の政府試算を比較したものです。政府の試算は、赤字の純輸出に内需増加分をふかすことで、GDPの押し上げ効果を水増ししていました。
新規国債発行額の減額に充てる
最後に、国債について議論しました。国債とは、政府が発行する債券で、これにより政府予算の多くを賄っています。
最後に、本補正予算案では、過去最高の企業利益による税収の増収、前年度剰余金の活用で、必要財源を賄った上で、約4,400億を新規国債発行額の減額に充てるなど、経済再生と財政再建化の両方の取り組みを進めている点も指摘しておきます。
第190回国会 衆議院 本会議 第4号 平成28年1月14日
吉田議員は、税収が伸びたため、国債の発行額を削減することに成功した、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選 比例得票議席数
九州ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
自民 | 7 |
立民 | 4 |
公明 | 3 |
国民 | 2 |
れいわ | 1 |
維新 | 1 |
参政 | 1 |
共産 | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ