理由:「消費税の減税」に賛成するため(㊟:財政拡大には反対)
前回選挙の東京ブロックで、共産党は2議席を確保し、笠井議員は名簿順位1位で当選しました。
いよいよ外需依存ができなくなる
2020年3月の経済産業委員会で、笠井議員は、まず内需について議論しました。
絶対に倒産とリストラの連鎖を起こさせてはならない。今こそ新型コロナの影響から緊急に国民生活を防衛するためにまさにあらゆる手だてをとるとともに、いよいよ外需依存ができなくなるもとで、内需と家計、中小企業支援に力を集中する。
そういう点では、かつてない事態に対して、かつてない大胆な経済政策が必要だと思うんですけれども、この点はいかがですか。
第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号 令和2年3月18日
笠井議員は、コロナの影響で外需に頼ることは最早できないので、これからは内需を中心に据えて経済を運営するべきだ、と主張しました。

上のグラフは、輸出と輸入の合計がGDPに占める割合を示したものです。日本の外需依存度は、非常に低く、昔から内需依存型でした。
緊急に5%減税を検討して実行すべき
次に、内需を見据えた経済政策について議論しました。
そこで、次の問題ですが、同時に、こういうときこそ、内需、とりわけ家計と中小企業支援に思い切って力を集中した経済政策が必要だと。
米国や欧州各国などでも、次々と税や社会保険料の減免を打ち出しております。…
現下の大不況の原因をつくった、引き金になったのが消費税10%増税であり、緊急に5%に減税することは、消費を下支えをして、国民所得をふやして、低所得者と中間層への力強い支援策となると。本格的に、私、この間のいろいろなことの議論がありましたけれども、この際、緊急に5%減税を検討して実行すべきだと思うんですが、大臣はいかがですか。
第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号 令和2年3月18日
笠井議員は、消費税を5%に減税するべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
国債の大量発行につながることは必至であります
2022年6月の本会議で、国債について議論していました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
しかも、一昨日閣議決定した骨太方針には、自民党の軍事費GDP2%提言を取り込み、5年以内に防衛力の抜本的強化を盛り込んだのであります。軍事費だけを特別扱いして倍増することを経済財政運営の基本方針としたことは極めて重大です。
こんな大軍拡をやろうとすれば、消費税増税や社会保障削減、若しくは国債の大量発行につながることは必至であります。こんな平和も暮らしも破壊する道を決して進んではなりません。
第208回国会 衆議院 本会議 第32号 令和4年6月9日
笠井議員は、財源を確保する手段として、消費税の増税は良くないが、国債の発行も良くない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
議論の内容に基づき「消費税の減税」に賛成する意見を優先して「投票候補」の議員に分類しました。
2021年衆院選の得票議席数
東京ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
自民党 | 6 |
立民党 | 4 |
日本維新の会 | 2 |
公明党 | 2 |
共産党 | 2 |
れいわ | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ