理由:「消費税の減税」と「財政出動」に賛成するため
2020年3月の経済産業委員会で、財政について議論していました。
(金融政策は)もうこれ以上、正直やりようがない
落合議員は、まず経済政策について議論しました。経済政策は、日銀の金融政策と政府の財政政策に大別されます。
昔のこういう緊急事態と比べて、今回は財政支出が絶対に私は必要だと思っています。
なぜなら、こういうときに諸外国はどうするかというと、中央銀行が利下げをするわけです。なので、FRBはもうやりましたし、ヨーロッパ中央銀行もやるという発信をしているわけですが、日銀も発信していますけれども、これ以上、正直やりようがない。
そうなると、財政支出を利下げと同じぐらい速やかにやるしか、方法がないわけです。
第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号 令和2年3月6日
落合議員は、金利を0%の下限まで下げている金融政策では、これ以上の経済効果を上げることは難しい、と主張しました。
上のグラフは、各国の政策金利を比較したものです。日本では長らく、お金を借りる資金需要が低迷していました。日銀は資金需要を刺激するために金利を0%の限界まで引き下げていたため、これ以上、下げることができませんでした。
財政政策をやらなければ、絶対に損害が諸外国より大きくなる
次に、もう1つの経済政策である、財政政策について議論しました。
これは、リーマン・ショックのときも、日本が諸外国と比べて震源地でないのに被害が大きかったのは、金融政策が余り動けないから被害が大きくなってしまう。ほかの国よりも補正予算をたくさんつけないと、ほかの国よりも被害が出てきてしまうわけです。…
それなのに、日本は、予算の組み替え動議だって否決されていますし、予備費だけで引っ張ろうとしているわけですから、これは諸外国よりも日本は財政政策をやらなければ、絶対に損害が諸外国より大きくなるということは確実ですので、ぜひその認識を持って対応いただければと思います。
第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号 令和2年3月6日
落合議員は、これ以上の金融政策を望めないため、財政政策を外国よりも手厚くやらなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本はコロナ以前から世界最低水準の伸び率でした。
消費税減税…そういった措置もとるべきだ
さらに、消費税の減税について言及しました。
ですから、私は、もうこうなったら、消費税減税ですとか、あと社会保険料減免ですとか、思い切って、一個決めれば誰もが関係するような、そういった措置もとるべきだと思います…
第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号 令和2年3月6日
落合議員は、消費税を減税するべきだ、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率40.1%で当選しました。
(有効投票数274,845票 投票率60.36%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
落合 貴之 | 40.1% (110,169 票) |
越智 隆雄※ (自民、比例当選) | 38.3% (105,186票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ