理由:「消費税減税」と「財政出動」に賛成するため
2021年の衆院選で落選しましたが、2024年の衆院選に出馬します。2020年2月の総務委員会で、経済と財政について議論していました。
コロナウィルスのことがなくて、そうだったんですよ
高井議員は、まず消費税について議論しました。
私は、これは本当に大変な事態になると思いますよ。リーマン・ショック級あるいは東日本大震災級の景気後退が、ただでさえ去年の消費増税で、GDPで6.3%の減。これは実は、2014年の消費増税の7.4%以来の大きな、ただでさえ、このコロナウイルスのことがなくてそうだったんですよ。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第7号 令和2年2月28日
高井議員は、コロナ前に消費税を上げたときから既に不況に突入していた、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
財政出動ももっともっと
次に、財政出動について議論しました。
これは、今このコロナウイルスの問題で明らかにこれから世界経済が低迷していく中で、私は、大規模な、大胆な経済対策を必要だと考えますけれども、総理、リーマン・ショック級のことが起これば消費増税は延期するとおっしゃいました。
もうこれから起こるんですよ。もし今後リーマン・ショック級の景気後退になったら、私は、消費税をもう一度戻す、8%に小さく戻すよりも、もっと、国民の皆さんに大きな対策として5%ぐらいまで戻すぐらいのことを考えてもいいと思いますし、あるいは財政出動ももっともっと、今この非常事態ですから、私は国債を発行してやってもいいと思うんです。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第7号 令和2年2月28日
高井議員は、財政出動を積極的に行うべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を比較したものです。日本は、コロナ以前から世界最低の伸び率でした。
自国の通貨建てで国債を発行している国で、先進国でデフォルトした国なんかない
続いて、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
今、日本の、この国の財政は確かに大変です。しかし、一方で、財務省が認めているとおり、自国の通貨(=円)建てで国債を発行している国で、先進国でデフォルトした国なんかないんですよ。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第7号 令和2年2月28日
高井議員は、日銀の通貨発行能力には制約がないため、国債を返済できない事態に陥ることにはならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
デフレがもう20年間も続いて…日本だけなんです。
最後に、デフレについて議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
こういうことを考えれば、期限限定でもいいですよ、あるいは、今インフレがなかなか進まない、デフレがもう20年間も続いて、経済が20年間成長していない国なんて、日本だけなんです。
この状況を脱却するためには、例えばインフレ率が2%、3%になるまでという期限をつけてもいいですから、国債を発行して財政出動をする、こういった減税と財政出動、このくらいのことをやらないと本当にこの国の経済は今危機的状況に陥ると思いますけれども、総理、そういう考えはありませんか。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第7号 令和2年2月28日
高井議員は、20年以上デフレに陥っているのは、世界の中で日本だけだ、と主張しました。

上のグラフは、半世紀に及ぶ62ヵ国の物価を図示したものです。日本は、世界最低水準の物価上昇率でした。高木井議員のいう通り、日本の物価は全く伸びていませんでした。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
高井議員は埼玉13区に出馬します。(有効投票数155,131票 投票率57.43%)
同じ選挙区から出馬する議員 本記事に掲載されている経済のグラフ