前原誠司、斎藤アレックスの所属政党を変更しました(5/16)

【グラフ編】人口減少国の日本でも経済は成長する / 理由:人口減少国が実際に成長しているため

人口が減少しても、経済は成長する GDP・賃金
この記事は約3分で読めます。

人口減少率1%未満の3ヵ国(1999年比)

出典:国連『世界人口(Total Population)』参照

上のグラフは、2018年の人口が1999年からみて1%減少した3ヵ国と、イタリアとスペインを掲載している。ロシアの人口は2008年まで減少していた。日本は2010年から減少している。

上記5か国の経済成長率

出典:IMF『Gross domestic product, constant prices Percent change』参照
棒グラフ天辺の数値は、2018年時点の人口(99年比)。左の国ほど、減少ペースが速い。

実質成長率が2%を超えたロシアは、人口が減少していた2007年まで高い経済成長率を記録していた。

人口減少率1%~10%の10ヵ国(1999年比)

出典:国連『世界人口(Total Population)』参照

上のグラフは、2018年の人口が1999年からみて1%以上10%未満減少した10ヵ国を掲載している。OECDに加盟しているポーランドは、3800万人の人口を抱えている。

上記10か国の経済成長率

出典:IMF『Gross domestic product, constant prices Percent change』参照
棒グラフ天辺の数値は、2018年時点の人口(99年比)。左の国ほど、減少ペースが速い。

一部を除くと、実質GDP成長率が3%を上回っている。ポーランドが3.8%、ベラルーシが4.6%。上記10ヵ国の中で最も高い成長率のアルメニアが6.4%。人口が減少した国でも、高い経済成長率を記録していることが分かる。

人口減少率10%以上の7ヵ国(1999年比)

出典:国連『世界人口(Total Population)』参照

上のグラフは、2018年の人口が1999年からみて10%以上減少した7ヵ国を掲載している。リトアニアとラトビアは、世界で最も人口が減少した国になる。

上記7か国の経済成長率

人口が減少しても、経済は成長する
出典:IMF『Gross domestic product, constant prices Percent change』参照
棒グラフ天辺の数値は、2018年時点の人口(99年比)。左に行く程、減少ペースが速い順

一部を除き、多くが3%を上回った。人口の減少が最も激しいリトアニアとラトビアが4%の成長率。ジョージアにいたっては6%に迫る高い成長率だった。

人口が減少しても経済成長する理由:人口減少国が実際に経済成長しているため

人口が減少しても、経済は成長する
出典:IMF『Gross domestic product, constant prices Percent change』参照

テレビや新聞、インターネットで「人口が減少すると、経済は成長しない」と発信する人が後を絶たない。上のグラフは、その考えが誤りであることを示している。人口が減少しても経済成長できる理由は、1人当たりのGDP成長率が人口の減少ペースを上回っているからである。

タイトルとURLをコピーしました