人口減少率1%未満の3ヵ国(1999年比)
上のグラフは、2018年の人口が1%減少した3ヵ国(1999年比)に加えて、イタリアとスペインを掲載している。
上記5か国の物価上昇率
上のグラフは、1999年から2018年の物価上昇率(平均値)を示している。ヨーロッパの3ヵ国は、平均2%のペースで上昇した。日本は0.06%と異常に低い。
人口減少率1%~10%の7ヵ国(1999年比)
上のグラフは、2018年の人口が1%以上10%未満減少した10ヵ国(1999年比)を掲載している。OECDに加盟しているポーランドの人口規模は、3800万人と多い。
上記10か国の物価上昇率
一部の国を除くと、物価が平均2~5%のペースで上昇した。ポーランドが2.8%、ハンガリーが4.6%。人口が減少している国でも物価が上昇した事実を示している。
人口減少率10%以上の7ヵ国(1999年比)
上のグラフは、2018年の人口が10%以上減少した(1999年比)最もペースが速い7ヵ国を掲載している。リトアニアとラトビアは世界で最も人口が減少した。
上記7か国の物価上昇率
最も人口が減少したリトアニアとラトビアの物価上昇率が2.4%と3.6%。ブルガリアが3.9%。高い経済成長率のジョージアが5.7%。一部の国を除くと、物価が平均2~6%のペースで上昇した。
人工が減少しても物価が上昇する理由:人口減少国が実際に物価上昇しているため
テレビや新聞、インターネットで「人口が減少すると、需要は小さくなる」と発信する人が後を絶たない。上のグラフは、その考えが誤りであることを示している。人口が減っている国でも、1人当たりの需要が増えたので物価は上昇した。