政党の消去法の順位 全11選挙ブロック 掲載 (1/27)

2026衆院選 高市早苗の自民党に投票するかどうかの判断材料

選挙前情報
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この記事の概要

2026衆院選の情勢調査によると「自民党が単独過半数を獲得」と報じられています。

本稿では、この情勢調査に基づき、2枚目の投票用紙として「高市早苗の自民党」に投票するべきかどうかの、判断材料を書いていきます。

まず本サイトの趣旨を説明したうえで、選挙後の自民党の勢力図を予想します。次に、選挙後の政局や第三局について考察し、最後に結論を書きたいと思います。


×議員

本サイトでは、消費増税派、緊縮財政派、グローバル派の衆議院議員を掲載しています。以下、それらの議員を「×議員」と呼ぶことにします。

この×議員を、まず東京ブロックで集計し、政党の消去法の順位を割り出しています。次に、それを全国の選挙ブロックに広げて見ていきます。


東京ブロック 消去法が高い順:自民>中道

東京ブロックでは、自民党の現職が18人、中道の現職が22人出馬します。このうち、東京19区に出馬する自民党の松本議員は、次のような質疑を行っていました。

平成28年度予算では、平成24年度当初予算と比べ、特例公債の発行額も10兆円減額しています。財政健全化は着実に進んでいると言えます。その一方で、我が国の財政は依然深刻であり、ここで手綱を緩めるわけにはまいりません。

第190回国会 衆議院 本会議 第10号 平成28年2月9日

松本議員は、国債の発行を抑えるべきだ、と主張しています。このように本サイトでは、松本議員を×議員として掲載しています。

この要領で東京ブロックの×議員を集計すると、自民党が10人、中道が9人でした。それを出馬する全現職の人数で割ります。

自民 56%(10人÷18人)

中道 41%(9人÷22人)

東京ブロックの×議員の割合は、自民党が中道を上回っており、消去法が高い順に自民、中道となります。次に、全国の選挙ブロックで×議員の割合を見ていきます。


全選挙ブロック

選挙ブロックは、全国で11あります。以下、東京ブロックと同じ要領で計算した、×議員の割合です(×議員とは、消費増税派、緊縮財政派、グローバル派の議員)。

選挙ブロック自民中道
北海道33%43%
東北62%47%
北信越66%50%
東京56%41%
南関東63%42%
北関東72%47%
近畿61%46%
東海55%36%
九州48%77%
中国78%50%
四国70%50%
合計※61%47%
※自民120÷196人 中道79人÷167人

この表から次のようなことが言えます

  • 多くの選挙ブロックでは、自民党の方が×議員が多い
  • 北海道・九州ブロックでは、中道の方が×議員が多い
  • 全国をトータルすると、自民党の×議員が61%、中道が47%


消去法が高い順に並べると、北海道・九州ブロックでは、中道>自民党。それ以外の選挙ブロックでは、自民党>中道となります。集計結果の詳細は、各選挙ブロックのリンクを参照してください。


2日2日 朝日情勢調査

2月2日の朝日新聞の情勢調査によると、自民党が278~306議席、中道が60~87議席を獲得する、と報じられています。

予測の中心値でみると、自民党が292議席(公示前+94議席)、中道が74議席(公示前▲93議席)と予想されています。

先ほど集計した×議員の割合を基に計算すると、中道の×議員は43議席減(93議席×47%)、自民党の×議員は57議席増(94議席×61%)となります。

この計算は大雑把ではありますが、確実に言えることは、自民党の×議員が大量に当選するということです。そこで選挙で圧勝した場合の、自民党の勢力図について見ていきます。


自民党の消費増税派・緊縮財政派

自民党の現職×議員は、全部で120人います。この120人は消費増税派、緊縮財政派、移民推進派となります。

この120人とは別に、当サイトでは非現職の自民党議員19人を掲載しています。この19人は、2026衆院選に出馬しています。

北海道3区 非現職の自民党「高木宏壽」投票候補 ★財政出動に賛成
北海道5区 非現職の自民党「和田義明」以外に投票する ★消費減税に反対
北海道10区 非現職の自民党「渡辺孝一」以外に投票する ★財政出動に反対

宮城1区 非現職の自民党「土井亨」以外に投票する ★消費減税に反対
岩手3区 非現職の自民党「藤原崇」以外に投票する ★外国人受け入れ推進


長野1区 非現職の自民党「若林健太」以外に投票する ★消費減税に反対
新潟4区 非現職の自民党「鷲尾英一郎」以外に投票する ★財政出動に反対
東京7区 非現職の自民党「丸川珠代」以外に投票する ★消費減税に反対
東京9区 非現職の自民党「菅原一秀」以外に投票する ★消費減税に反対

東京11区 非現職の自民党「下村博文」以外に投票する ★財政出動に反対
東京21区 非現職の自民党「小田原潔」以外に投票する ★財政出動に反対


埼玉9区 非現職の自民党「大塚拓」以外に投票する ★財政出動に反対
埼玉13区 非現職の自民党「三ツ林裕巳」以外に投票する ★外国人受け入れを推進
大阪7区 非現職の自民党「渡嘉敷 奈緒美」以外に投票する ★消費減税に反対
大阪13区 非現職の自民党「宗清皇一」以外に投票する ★財政出動に反対
兵庫1区 非現職の自民党「盛山正仁」以外に投票する ★財政出動に反対
兵庫8区 非現職の自民党「青山繁晴」投票候補 ★財政出動に賛成
岡山4区 非現職の自民党「橋本岳」以外に投票する ★財政出動に反対
福岡11区 非現職の自民党「武田良太」以外に投票する ★消費減税に反対

このうち高木議員と青山議員は、積極財政派ですが、それ以外の17人は緊縮財政派、もしくは移民推進派です。

つまり、自民党が大勝すれば、こうした緊縮派の元職がゾンビ復活することになります。積極財政派の高市内閣は、選挙で大勝すればするほど、与党自民党の緊縮財政派が勢いを増す、というジレンマに陥っています。


自民党の消費減税派・積極財政派

一方、本サイトでは、自民現職の積極財政派も掲載しています。しかし、サイト管理人が国会議事録で積極財政派と確認できた自民党の議員は7人しかいませんでした(世耕議員は無所属)。

北海道4区 自民党「中村裕之」投票候補 ★消費減税に賛成
群馬2区 自民党「井野俊郎」:投票候補 ★財政出動に賛成
愛知14区 自民党「今枝 宗一郎」:投票候補 ★財政出動に賛成
静岡7区 自民党「城内実」投票候補 ★財政出動に賛成

奈良2区 自民党「高市早苗」投票候補 ★財政出動に賛成
兵庫7区 自民党「山田賢司」:投票候補 ★財政出動に賛成

和歌山2区 無所属「世耕弘成」投票候補 ★消費減税に賛成


与党の議員は、内閣を批判するような発言はしないため、国会の議事録には、積極財政派が表に現れにくいという事情もあります。実際の積極財政派は、もっと多いでしょう。

しかし、それを数に入れても積極財政派は、自民党の中では少数派です。ちなみに自民党の「責任ある積極財政議連」は衆議院で49人しかおらず、審査がないせいか緊縮財政派も参加しており、実態としては49人を大幅に下回っていると推察されますHP 2025年10月21日時点



与党自民党の勢力図

改めて、与党自民党の勢力図を確認します。以下、現職と非現職が全員当選したと仮定します。

  • 積極財政派 9人(現職7人、非現職2人)+α
  • 緊縮財政派 137人(現職120人、非現職17人)

この勢力図をみると、自民党が積極財政を行うとは考えにくく、緊縮財政を進める可能性が極めて高いでしょう。

しかし、今回の選挙で注目すべきなのは、高市総理が選挙の公約として積極財政を掲げたことです。そのため、自民党が勝てば当然、積極財政をやる義務が出てきます。

緊縮財政派が圧倒的に多い与党自民党と、積極財政を公約に掲げた高市内閣。この2つの間で起きるのが、選挙後の政局です。


高市内閣が積極財政を実現させる可能性

高市内閣が積極財政を実現させるためには、与党内の積極財政派、その少ない人的リソースを使う必要が出てきます。

そのための権力行使として考えられるのが、人事です。内閣に入る積極財政派は誰なのか、与党側の積極財政派を束ねるのは誰なのか?もう1度、積極財政派の顔ぶれを列挙しておきます。

総理大臣   自民党「高市早苗」投票候補 ★財政出動に賛成
経済財政大臣 自民党「城内実」投票候補 ★財政出動に賛成
議連代表  自民党「中村裕之」投票候補 ★消費減税に賛成
議連副代表 自民党「今枝 宗一郎」:投票候補 ★財政出動に賛成
議連副代表 自民党「井野俊郎」:投票候補 ★財政出動に賛成
議連非加盟 自民党「山田賢司」:投票候補 ★財政出動に賛成
参議院鞍替え 非現職の自民党「青山繁晴」投票候補 ★財政出動に賛成
元職   非現職の自民党「高木宏壽」投票候補 ★財政出動に賛成

無役   無所属「世耕弘成」投票候補 ★消費減税に賛成

この顔ぶれを見れば分かるように、数少ない自民党の積極財政派は、内閣総理大臣、経済財政担当大臣、議連の代表・副代表を務めています。つまり、少ない人的リソースを既にフル活用しているのです。

サイト管理人が議事録を確認した限り、山田議員以外の上記8人は、積極財政をよく理解しています。世耕議員は、地元の選挙区による事情があるため、今のところ自民党の議員ではありません。


選挙後、上記の議員が内閣に入るのか、とりわけ財務大臣は誰になるのかが注目されます。ただ内閣を下支えする与党議員が少ない状況で、高市内閣が積極財政を進められるのかどうかは未知数です。

いずれにせよ消費減税や積極財政をやるには、莫大な政治的パワーが必要です。それを実行に移そうとする否や、自民党の緊縮財政派、財務省、経団連、マスメディア、学者がこぞって高市内閣を潰そうとするでしょう。



第三局の積極財政政党

自民党が消費減税や積極財政をやることは無理だ。そう判断して、第三局の政党を検討するという判断もあります。

以下、現有議席数が多い順に、政党の特徴を記しておきます。

国民民主 積極財政派がいるが、それほど多くない
れいわ  消費減税派と積極財政派が多い
共産党  消費減税派は多いが、緊縮財政派も多い
参政党  積極財政派だが、現職が少なく判断材料が少ない


まず、この中で議席が一番多い国民民主党ですが、積極財政派の議員はそれほど多くいません。国債の増発に踏み切れないような議論が散見され、財源論に留まっている議員が多いのが現状です。

次にれいわ新選組ですが、この政党は、既存政党の中で最も消費減税と積極財政を訴える議員が多いです。与党に対するプレッシャーを与えられるでしょう。


共産党は、消費減税を訴える点では頼もしいですが、国債の増発には反対しているため、積極財政政党とは言えません。

最後に躍進が報じられている参政党についてですが、現有が2議席しかないため、判断材料が少ないのが現状です。ただし吉川議員は、消費減税と積極財政を訴えており、今後、政党としてのポテンシャルが期待されます。



投票判断 まとめ

最後に、この記事をまとめます。

  • 自民大勝の情勢予想を前提に考察している
  • 自民党の緊縮財政派が圧倒的に多い
  • 自民党の積極財政派は非常に少ない
  • 数人の積極財政派がキーパーソンになる
  • 高市内閣が積極財政をやれるかどうかは未知数
  • 積極財政の推進には、政治的パワーが必要
  • リスクヘッジとして、第三局を検討する


サイト管理人は、どこの議員にもどこの政党にも投票を呼び掛けたり、推奨したりしません。ここまで自民党の記述が多かったのは、単純に情勢調査を参考にしているからです。

この記事は、投票の判断材料を提供する目的で書いています。投票の判断は、各個人の自由です。ですが、投票所に足を運んでもらえたら幸いです。


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