2026衆院選に出馬した現職は、453人でした(全465議席中)。このうち本サイトでは273人を事前に分類・掲載していました。
衆院選の結果、そのうちの81人が落選しました。以下その落選者一覧を政党別に掲載しています(分類済現職の落選者)。
政党別 落選者
落選者が多かった政党順に、中道改革連合、れいわ新選組、維新、共産党という順になりました。
特に注目すべきは、自民党と中道が対照的だったことです。自民党は落選者が0人で、本サイトの掲載議員126人は全員当選を果たしました。
| 政党別 | 掲載現職 | 落選者 |
|---|---|---|
| 自民 | 126 | 0 |
| 中道 | 96 | 65 |
| 維新 | 23 | 3 |
| 国民 | 8 | 0 |
| れいわ | 7 | 7 |
| 共産 | 6 | 3 |
| 参政 | 1 | 0 |
| 日保 | 0 | ― |
| 減ゆ | 1 | 1 |
| 無所属等 | 5 | 2 |
| 全政党 | 273 | 81 |
一方、中道改革連合は壊滅状態で、緊縮財政派・積極財政派問わず、65人もの議員が落選しました。その全員が旧立憲民主党の議員でした。
また自民党を除くと、落選者が出なかった政党は、国民民主党と参政党でした。国民民主党は公示前+1議席(27→28議席)、参政党は+13議席(2→15議席)と躍進しました(日本保守党は掲載議員なし)。
以下、自民党と、落選した議員がいる政党について見ていきます。
自由民主党
自民党は、公示前+118議席(198→316議席)になりました。当サイトで掲載していた126人は、1人も落選しませんでした(!)。
このうち本サイトでは、120人を緊縮財政派として分類・掲載していました。今後、高市内閣が積極財政を進められるかが焦点となります。
選挙直前に書いた記事では、高市内閣が積極財政を実現できるかどうかについて考察しています。
中道
中道は、公示前▲124議席(172→49議席)と壊滅しました。当サイトで掲載していた96議員のうち、以下65人が落選しました。
北海道1区 中道「道下大樹」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
北海道4区 中道「大築紅葉」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
北海道8区 中道「逢坂誠二」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
北海道11区 中道「石川香織」 :投票候補 ★自由貿易に反対(落選)
宮城2区 中道「鎌田さゆり」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
宮城4区 中道「安住淳」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
福島2区 中道「玄葉光一郎」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
福島3区 中道「小熊 慎司」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
秋田2区 中道「緑川貴士」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
長野1区 中道「篠原孝」:投票候補 ★自由貿易に反対(落選)
長野2区 中道「下条みつ」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
長野3区 中道「神津健」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
新潟3区 中道「黒岩宇洋」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
新潟4区 中道「米山隆一」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
富山1区 中道「山 登志浩」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
東京1区 中道「海江田万里」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
東京7区 中道「松尾明弘」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
東京8区 中道「吉田はるみ」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
東京15区 中道「酒井なつみ」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
東京19区 中道「末松義規」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
東京23区 中道「伊藤俊輔」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
神奈川1区 中道「篠原豪」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
神奈川6区 中道「青柳陽一郎」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
神奈川7区 中道「中谷一馬」:投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
神奈川8区 中道「江田憲司」:投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
神奈川12区 中道「阿部 知子」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
千葉1区 中道「田嶋要」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
千葉4区 中道「水沼秀幸」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
千葉5区 中道「矢崎堅太郎」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
千葉8区 中道「本庄知史」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
千葉9区 中道「奥野総一郎」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
千葉10区 中道「谷田川元」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
千葉11区 中道「多ヶ谷亮」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
山梨1区 中道「中島克仁」以外に投票する ★規制緩和を推進(落選)
埼玉1区 中道「武正公一」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
埼玉12区 中道「森田俊和」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
埼玉16区 中道「三角創太」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
栃木2区 中道「福田昭夫」:投票候補㊟ ★消費減税に賛成(落選)
栃木4区 中道「藤岡隆雄」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
群馬3区 中道「長谷川嘉一」投票候補 ★財政出動に賛成(落選)
大阪16区 中道「森山浩行」:投票候補 ★規制緩和に反対(落選)
京都6区 中道「山井和則」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
兵庫1区 中道「井坂信彦」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
兵庫6区 中道「櫻井周」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
兵庫7区 中道「岡田悟」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
兵庫9区 中道「橋本 慧悟」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
奈良1区 中道「馬淵澄夫」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
愛知3区 中道「近藤昭一」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
愛知8区 中道「伴野豊」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
愛知9区 中道「岡本充功」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
愛知10区 維新「杉本和巳」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
愛知13区 中道「大西健介」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
静岡8区 中道「源馬謙太郎」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
岐阜4区 中道「今井雅人」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
三重3区 中道「岡田克也」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
福岡2区 中道「稲富修二」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
福岡10区 中道「城井崇」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
大分2区 中道「吉川 元」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
佐賀2区 中道「大串博志」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
長崎2区 中道「山田勝彦」以外に投票する ★外国人受け入れ推進(落選)
鹿児島1区 中道「川内博史」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
沖縄3区 中道「屋良朝博」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
岡山2区 中道「津村啓介」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
岡山4区 中道「柚木 道義」以外に投票する ★消費減税に反対(落選)
島根1区 中道「亀井亜紀子」:投票候補㊟ ★消費減税に賛成(落選)
このうち消費減税に賛成していたのは、中谷一馬、江田憲司、多賀谷亮、福田昭夫、長谷川嘉一、橋本慧悟、馬淵澄夫、亀井亜紀子議員の8人でした。
またTPPに反対していたのは、石川香織、篠原孝議員の2人でした。さいごに森山浩行議員は、水道の民営化に反対していました。
残りの54人に関しては、消費税の減税に反対、もしくは財政出動に反対する議員になります。
れいわ新選組
れいわ新選組は、公示前▲7議席(8→1議席)になりました。当サイトで掲載していた7議員に関しては、全員落選しました。
青森3区 れいわ「佐原若子」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
東京14区 れいわ「くしぶち万里」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
埼玉13区 れいわ「高井崇志」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
大阪5区 れいわ「大石あきこ」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
大阪13区 れいわ「八幡愛」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
岐阜3区 れいわ「阪口直人」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
沖縄4区 れいわ「山川仁」:投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
この7人は全員、消費税の減税と積極財政に賛成していました。
日本維新の会
日本維新の会は、公示前+2議席(34→36議席)になりました。当サイトで掲載していた23議員に関しては、以下3人の議員が落選しました。
兵庫3区 維新「和田有一朗」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
滋賀1区 維新「斎藤アレックス」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
広島4区 維新「空本誠喜」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
3人とも、財政出動に反対していました。
共産党
共産党は、公示前▲4議席(8→4議席)になりました。当サイトで掲載していた6議員に関しては、以下3人の議員が落選しました。
京都2区 共産党「堀川あきこ」投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
東海比例 「共産党(本村信子)」:投票候補㊟ ★消費減税に賛成(落選)
九州比例 「共産党(田村貴昭)」:投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
3人とも消費税の減税に賛成していました。
減税日本・ゆうこく連合
当サイトで掲載していた1議員のうち、以下1人が落選しました。
佐賀1区 減税日本ゆうこく「原口一博」:投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
原口議員は、消費税の減税に賛成していました。
無所属
当サイトで掲載していた5議員のうち、以下2人が落選しました。
東京26区 無所属「松原仁」:投票候補 ★消費減税に賛成(落選)
大分1区 無所属「吉良州司」以外に投票する ★財政出動に反対(落選)
松原議員は、消費税の減税に賛成していました。吉良議員は、財政出動に反対していました。
選挙総括:政党別落選者の分析
本サイトでは積極財政派・反グローバル派の議員を投票候補に分類し、1人ずつ掲載しています。
今回の選挙では、その投票候補の議員が44人から21人へと半減しました。
| 政党 | 選挙前 | 選挙後 |
|---|---|---|
| 全政党 | 44 | 21 |
| 自民 | 6 | 6 |
| 中道 | 17 | 6 |
| 維新 | 0 | 0 |
| 国民 | 4 | 4 |
| 共産 | 6 | 3 |
| 参政党 | 1 | 1 |
| れいわ | 7 | 0 |
| 保守 | 0 | 0 |
| 減ゆ | 1 | 0 |
| 無所属 | 2 | 1 |
この理由は、消費減税を訴えていた中道、れいわ、共産党の議員が大量に落選したことです。
選挙後の勢力図をみると、自民党の積極財政派(投票候補)が6人、対して野党系の積極財政派は15人しか残りませんでした。今後、野党系の積極財政派が出てきたとしても、自民党の前では多勢に無勢です。
2/3以上の議席を単独で獲得した自民党は、最も緊縮財政派が多い政党となり、かつ野党からのプレッシャーも限定的となります。今後、高市内閣の積極財政が実現されるかどうかは自民党次第という構図になります。
※参考情報 ここで掲載されている落選議員の一部は、次の選挙で立候補する可能性があります(例えば、東京~区総支部長という肩書が付いている場合)。

